オンラインゲームといったら、皆さん、どんなイメージをお持ちでしょうか。
『夢中になって廃人になってしまう』『引きこもりや根暗がやるゲーム』みたいなネガティブなイメージを持つ人も少なくないと思います。
しかしオンラインゲームは、他のユーザーと互いに協力し(たまには衝突し)プレイしていくスタイルが一般的で、通常の社会と同じくコミュニケーションが必要不可欠です。
今回は、オンラインゲームから学ぶビジネスでも必要な4つの極意をまとめました。
- オンラインゲームをしている理由を「ビジネスの勉強だから」と正当化したい方
- オンラインゲームなんて毛嫌いしていてて、「ゲームから学ぶものなんて何一つない!!」と豪語している方
※ちなみにこの文章でいうオンラインゲームは、FPSと呼ばれる『主人公視点で動くシューティングゲーム』を指しています。わかりやすく言うと、映画の『ダイ・ハード』的な感じのゲームです。
1. 仲間意識を常に持ち続ける(といっても、例外となる人もいますが。。。)
ゲームにおいてもビジネスにおいても、プロジェクトに関わるチームメンバーは、”仲間”であることを忘れてはいけません。たとえその目的が顧客から請ける仕事をやり遂げることであれば、顧客も”仲間”の一人です。
その仲間内では、より良い成果を求めて互いに意見が衝突することもあります。
メンバーの一人がプロジェクトに関する情報に疎かったり、クライアントからの無理な要求があったりで議論が続いてしまい、プロジェクト進行の妨(さまた)げになることもあります。
その意見の衝突や擦り合わせって本当に妨げ??
もちろん、その議論は妨げではありません。本当の意味での妨げは、『無知などによる理由で意見を交わさないこと』です。コミュニケーションを拒否すること自体が、そのプロジェクトでの最大の障害と言えるでしょう。
目的に立ち返ること
- ゲーム内においては、共通の目的は『相手チームを倒すこと』
- ビジネスにおいては、共通の目的は『顧客からの仕事を完成させること』
目的は違えど、目的実現のためにメンバーで助け合いながら励む。ゲーム内でもビジネス同様にこの仲間意識を強く感じることができます。
2. 学習しない人間とは付き合わない
ゲーム内は、ルールを一方的に無視してプレイする人もいます。
ビジネスにおいても同様で、自分だけのルールに固執し、仲間との共通ルールや新しいやり方を学ぼうとしない人もいることは事実です。そんな人と付き合っていれば、プロジェクトは進行しないどころか達成に向かわずに、最終的には周りからの信頼を失ってしまうことになりかねません。
どのようなケースでそんな人が近づいてきても、その人が起こすトラブルに巻き込まれいよう立ち回り、火傷しないように気をつけましょう。
3. 人にしてもらいたいように振る舞う
ゲームでは、見ず知らずの人とチームとなり、協力しながら物語を進めることもあります。中には物語がうまく進行せず、メンバー間で言い合いとなり自然とチーム解散になるような場合もあります。
ある程度時が経ち、たまたまそのときのメンバーと出会ったときは、「あっ、この人前に自然解散したメンバーだった人だな~」と思い出してしまうでしょう。
(人の気持ちってそんなもんですよね。。。)
どんな不快な気持ちに陥った場合でも、ぐっとこらえましょう。
『人にしてもらいたいように振る舞う』
これを肝に命じながら行動していると、相手からもそのように振る舞ってもらえます。
4. 簡潔かつ具体的に伝える
FPSのようなゲームでは、Skypeなどでチャットをしながらプレイをすることが要求されます。(プレイスタイルによっては、会話ではなく、文字のみでのコミュニケーションあり得ます。)
プレイ中は相手の顔は見えないのはもちろん、身振り手振りも見えないので、簡潔に相手に伝えることが重要になります。これはビジネスにも当てはまることで、話す相手の育ってきた環境やフィールドも異なるので、相手のレベルに合わせて伝えることが求められます。
さていかがでしたでしょうか。原文はこの主題を『ウェブデザイナーがオンラインゲームをやるべき4つの理由』としていました。しかし、これらの項目は決してウェブデザイナーに限定して言えることではなく、ビジネスに通ずる人が皆大切にすべきだと思い、一部個人的な解釈を加えて、紹介させて頂きました。
ちょっと一言
こんな記事を書いておきながら今更ですが私は全くFPSオンラインゲームをやったことがありません(笑)←RPG系ならあります。
私は、ゲームするときくらいは社会のことから頭を切り離してプレイしたいので、もっぱらオフラインゲーム派なのです。